ぼっち大学院生のつれづれ

そこらへんに転がっている大学院生の日常です。主に読書、カメラ、ロードバイク、研究について

理系の(博士課程への)海外大学院留学の仕方

私の研究室のB4の子が来年の9月からヨーロッパの大学の博士課程へ進学するということを聞きました。

 

私自身も、B4のころは多少なりともそういうもの(海外大学院への留学)も考えておりましたので、インターネッツでどのようにしたら留学出来るの調べた時期がございます。

 

おそらく、博士課程へ進学される方の大半は理系の方だと思います。文系の方で欧米の博士課程へ留学されていた方のブログも数件見ましたが、理系の方が圧倒的に母数が多いので、ターゲットとしては理系の現在学部生と修士課程の人たちの役に立てばと思い、私の理想の大学院留学の仕方を書きたいと思います。

 

まず、学部生の人たちは、研究室を選ばなければなりませんがこの時必要な情報をしっかりと研究室訪問なり部活やサークルの先輩なり友人からなりして得てください。

必要な情報としては、

・研究室のHPに載せてある教授・准教授の論文の共著者に日本人のみではなく外国人の名前が載ってあるか、その方の所属している大学はどこか

 

を見てください。

 

けっこうな頻度で同じ名前を見かければその方と先生のコネクションは強く研究内容も似たようなものが出来る可能性が大きいので、自分の留学してみたい国なら、その研究室に入り、指導教官の先生に、「院は海外に出てみたいです、○○先生の大学院に進学したいのです。」みたいなことを言えば行けるのでがないでしょうか。実際私の研究室の子も、こう教授に直談判したみたいです。研究自体も向こうで続きをやりたいってなことであれば、教授としても共著が増えますので嫌な顔はしなのでは。

または、

 

・教授・准教授が博士課程やポスドクのときに留学しているか、その大学と今でもつながりがあるのか

 

を見てもいいと思います。

 

 

海外の大学院に出願するときには、推薦状が合格の大きなファクターとなりますので、こういうコネクションを持っているかを確認することは大事です。

 

教授のコネで留学先を決定するというのは、他の方法より遥かに労力が少ないのでは(それでもけっこうな体力を使いますが)。それに、進学した後も、今の指導教官と関係は円満ですので、研究についての相談もしやすいのではないでしょうか。自分の研究について日本語でしっかり話せる相手がいるというのは非常に心強いです。

 

・最後に、留学生が多い研究室を選びましょう。来年度以降の練習にもなりますし、なにより留学生と過ごすというのは色々と楽しいですよ。彼らの突拍子もない発想にはいつも驚かされますし、頭も抱えることもありますが笑

 

以上が、大学院留学を考えている人たちへの研究室選びのコツであり、留学の仕方でございました。理系であれば、海外に行けるチャンスは多いですから、これからの日本を担っていく若い方々にはぜひ、海の向こうに飛び出してみてほしいです。

 

 

ただ、大学院の入学のためには、TOEFLやIELTSなどのテストの結果が必要ですし、アメリカの大学院の場合はプラスしてGREといったテストも受けなくてはなりません。研究と同時に並行でこれらの対策を進めていくのはかなり疲弊しますので、ある程度の覚悟を持って挑んでください。

ヨーロッパの博士課程は給料が支払われるみたいですね。苦労したあとにはきっと楽しい大学院生活が待っていると思います。

 

がんばってください

 

 

かしこ。

 

 

 

最新版 大学院留学のすべて 入学後絶対後悔しないための10のステップ (アスカカルチャー)

最新版 大学院留学のすべて 入学後絶対後悔しないための10のステップ (アスカカルチャー)

 
留学ジャーナル別冊2016-2017「海外の大学・大学院留学完全ガイド」

留学ジャーナル別冊2016-2017「海外の大学・大学院留学完全ガイド」

 
最新版 大学院留学に必要な、GMAT(R) or GRE(R)テスト対策のすべて (アスカカルチャー)

最新版 大学院留学に必要な、GMAT(R) or GRE(R)テスト対策のすべて (アスカカルチャー)

 
留学・アメリカ大学院への道

留学・アメリカ大学院への道

 
新装版 大学院留学のためのエッセーと推薦状 (留学応援シリーズ)

新装版 大学院留学のためのエッセーと推薦状 (留学応援シリーズ)

 
理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道 (留学応援シリーズ)

理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道 (留学応援シリーズ)

 
アメリカ大学院で成功を勝ち取る超★理系留学術

アメリカ大学院で成功を勝ち取る超★理系留学術

 
大学院留学のためのエッセーと推薦状―ビジネススクール、ロースクール出願完全ガイド

大学院留学のためのエッセーと推薦状―ビジネススクール、ロースクール出願完全ガイド